黒紅花
「チトセ
暗く沈んだり辛い時は連絡しな
何でも聞いてあげるから、ねっ
これからは、私達に隠し事はナシだよ」
「うん
ナギ……」
「心配しないで、誰にも言わない」
「ありがとう」
この場の重い空気を吹き飛ばすように、なぎは言う。
「そうだ、わたし今ね
トキワさんと一緒に住んでるんだ」
「えっ!!」
なぎの話では、さすがに叔母さんの家には居られなくて、なぎを捨てた叔父さんの計らいもあって社会人になるまではマンションを借りて一人暮らしをさせてもらう事となり、その家に引っ越しの手伝いや様子を見に来てくれていた常盤君がいつの間にか住み着いてしまったらしい。
「トキワさん、ヒサ兄に頼まれて
仕方なく私の面倒見てくれてた
んだよねぇ、それなのに……
いつ、ヒサ兄に殺されるかって
毎日ビクビクしてるよ」
「そうなんだ」
暗く沈んだり辛い時は連絡しな
何でも聞いてあげるから、ねっ
これからは、私達に隠し事はナシだよ」
「うん
ナギ……」
「心配しないで、誰にも言わない」
「ありがとう」
この場の重い空気を吹き飛ばすように、なぎは言う。
「そうだ、わたし今ね
トキワさんと一緒に住んでるんだ」
「えっ!!」
なぎの話では、さすがに叔母さんの家には居られなくて、なぎを捨てた叔父さんの計らいもあって社会人になるまではマンションを借りて一人暮らしをさせてもらう事となり、その家に引っ越しの手伝いや様子を見に来てくれていた常盤君がいつの間にか住み着いてしまったらしい。
「トキワさん、ヒサ兄に頼まれて
仕方なく私の面倒見てくれてた
んだよねぇ、それなのに……
いつ、ヒサ兄に殺されるかって
毎日ビクビクしてるよ」
「そうなんだ」