黒紅花
16歳でも
本気で母親になろうと
私は思った。

その夢は
無惨にも消えて
なくなった。

人生に、何の意味も
待たずにただ生きる。

ううん

私は、もうずっと
以前に死んでいる。

ここに存在しているのは
空っぽの受け皿
(体)だけ・・・

恋も愛も・・・
そんなものいらない。

くそったれ・・・

それでも生きなきゃ
いけない。

苦しい。
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