黒紅花
その後の授業で私達は
同じグループになって
バレーをした。

そして、四人でお昼を
食べ、四人で帰る。

ずっと、一人だった私。

ひさぎに出会い

私の周りは
急速に変化していく。

帰り道、私の携帯が鳴る

見覚えの無い番号に
出る事を拒む、私に
なぎは言う。

「その番号、ヒサ兄だよ
 昨夜、チトセの
 連絡先を何も知らない
 ってヒサ兄が言うから
 教えたの・・・
 駄目だったかなぁ?」

「ううん、いいよ」

私は、ドキドキしながら
携帯に出る。
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