【実録】不登校からの脱出

決定的な出来事

小学校六年の時、私が完全なる「不登校」になるきっかけが起こった。

それは珍しく登校をした日の給食の時間だった。
私が不登校だった為学校からの通知か両親からの申し出か分からないが、いつからか給食費を支払っていなかった。
私が登校した日には…先生の給食が私の給食だった。
先生は給食を我慢していたのだった。

この出来事は私の中で「学校には必要の無い人間」という意識を植え付けられた。
私が学校に行かなければ、こういう出来事も起きないのだ。

そしてもう一つ、ある出来事があった。
両親が私のクラス全員にポストの形をした貯金箱を配ったのだった。
たまたま私が登校した日にその貯金箱が配られた。
それが私の両親からだと伝えた上で配られた。

以前母親を「世間体を気にする人間」と表現したが、私の知らないところでお金で皆の気を引く行為をしていた事に幻滅をした。

確かに「不登校」で周りに迷惑を掛けているが…何故貯金箱を購入し、クラス全員に配ったのか?
この両親の行動がとても嫌だった。
とにかく両親に対して嫌悪感・不信感が強くなった。
私は修学旅行も行かなかった。
卒業式は…本来の日から数日後に一人で行った。
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