イメチェンしちゃう!?
沈黙の中、一番に口を開いたのは…


夏海だった。


「桃が、話してくれたから、私も話すよ。なんで、倒れたか。」

「私、もともと心臓が弱かったの。なのに、運動が好きでバスケなんてしたからもっと弱くなってて…二ヶ月に一回検査してたんだけどね?最近いろいろあったでしょ?それで、先生に危ないって言われて…」
夏海は、俯いた。

「もう、運動しちゃいけないって。運動したら、命の危険があるよって。」
向井の顔は青ざめていた。

「でも、運動しなかったら大丈夫なんでしょ?」
向井は必死だった。

「うん。だけど、私が運動なしの生活に耐えられると思う?」
誰も何も言わない。

「だからね?私手術することにしたんだ。」











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