ミルク色恋物語

灰色ミルク。




「じゃ、いってきます」


寝ていた私に気を使ったのかそっと出ていったあなた。
ぱたん、と寂しい音がして振り向いたらもうドアの向こう側。



...いってらっしゃいぐらい言いたかったのに。


でも、例え言っても
彼には鳴き声にしか、聞こえないか...





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