ミルク色恋物語



やせっぽっちの私。

だって赤ちゃんでも無いのにほとんどミルクしか口に入れてないから。


そんなことしてガリガリなのは当たり前なんだ...けど。


どうしても、食べる気にならないの。






ポタポタ

――ポタポタ


雨が降ってる。

私は窓の方へと向かった。

ガラス越しに見えるのは、厚い雲に覆われたモノクロの世界。



瞳に映る全てが灰色だった。






綺麗な青い空の方が好きなはずなのに...


今だけ、






今だけは...


このままでいいと思ったわ。




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