魅惑★ladyの作り方
「あいつらが来て女共追い払った後も…
お前よりあいつらの方がヤバいんじゃねぇかとか考えてた。
いっても女の力だし、お前泣かねぇし反抗もしねぇし。
こんな…入院する程だとか思ってなかった」
ホントに、悪かったと付け加え、翔は華楠に頭を下げた。
『え…!?』
「たかが女一人に、帝たちが必死になる意味もわかんねぇと思ってたし。
色々重なって苛ついてた。
ホントに悪かった、殴ってくれ」
その方が俺もスッキリする、と頭を上げて清々しい笑顔を見せ、また頭を下げる翔に華楠は正直…引いた。
『い、いや、いいです!
電話してくれただけで助かったし!
今日も助けられたました!
…ご迷惑をかけました、有難うございました!
で、帳消しです!』
だから、早く頭上げて下さい!と涙目になり慌てる華楠。
翔も納得はしていない様だったが華楠に負け、頭を上げた。