魅惑★ladyの作り方
――ガチャッ
「…戻った。」
「あ、帝。
今変な女が出てったとこだぞー。
見てほしかった…!」
海が悔しそうに言うと、帝はあぁ、と声を出した。
「さっき会ったぞ。
三つ編みの真面目な。」
「えっ、見たのかよ!」
「変とか言うなコラ!」
無駄に怒る理事長。
海は不貞腐れたように理事長を睨む。
「ってかさー、おじさんは何であの子を可愛いと思うわけ?
可愛くないじゃん。」
ストレートに言った海。
理事長は目を閉じ、フッと笑った。
「お前みたいな表面の表面しかみれない餓鬼に華楠ちゃんの良さがわかるか。」
「無駄にダンディーだなオイ!」
海の突っ込みには目もくれず、理事長は五人に向かって言った。
「これは、学園長の理事長からの指令だ!
魅惑☆ladyを探すべし!」