魅惑★ladyの作り方
『将来…?』
由香の言葉に首を傾げる華楠。
由香は優しく笑いながら言葉を続けた。
「ずっと一緒にいられれば良いと思うし、ずっと面倒見てあげたいとも思うよ。
でも、無理じゃん。
高校卒業して、大学。
華楠は頭良いけど私は悪い。
勿論一緒の所なんていけないよ?
私といたいってだけで大学を落とすなんてもっての他だし。
ずっと一緒なんて無理でしょ。」
『はい…』
由香の言葉に頷く華楠。
わかってる、でも、いまさらかわれない―…。
そんな気持ちが分かったのか、由香はニカッと笑った。
「いつだって会えるじゃん!
ずっと一緒は無理でも、ずっと友達なら余裕でオーケー!
だからさ、今からでも少しずつ変わっていこう?
努力はしてみようよ。」
『由香ちゃん…。』