魅惑★ladyの作り方
耳元にかかる吐息に、ビクッと肩を跳ねさせた華楠。
帝は意外と良い声出すな…と驚きながらもクスクス笑って余裕を見せた。
「覚えとけ。
俺がcharm・face、帝だ。」
『ッ!?』
帝の発言に、華楠は驚いて振り返る。
この人、顔の形が整ってるとは思ってたけどそこまでだったのか…。
思わず食い付くように顔を近づけ、まじまじと見つめる華楠。
帝もつい華楠を見つめる。
…そんなに格好良い人なのかな?
性格も怖いし…やっぱり面食い?
って事は格好いい人なのか…な。
…結構きめ細かい肌だな。
唇も意外と弾力のありそうな…って、こんな奴相手に何考えてんだ!?
見つめ合いながらお互いに異なる事を考える二人。
帝は予想外の自分の発想に驚いて顔を反らした。
『…成澤先輩、もう良いです。』
同じように外を見ていた華楠が公園を目にし、止めた。