神様は不公平
「黒坂絢子さんは・・・・こういうことを言ったら失礼かもしれないけど、実は苦手なタイプでした。


 美人だしスタイルもいいけど何を考えているのかがわからない、というのが第一印象でした。

 でもそれは僕の勘違いで、本当はすごい高校生らしくて愛らしいオンナノコだな、と今は感じています。・・・って、これはセクハラ発言かな?」


そう言って甘木は照れ臭そうに笑った。


なんか後ろで腕組みしてる人の目線が痛いけど。







「あと、黒坂さんには個人的に弱みを握られているので、一生頭が上がらないような気がしています。」






弱み?






思い当たる節はいっぱいあるけど






でも本人には気付かれてないはずのやつばっかり。





じゃあ、どれが弱みを何だろう・・・






今度聞いてみよう。




あ、今度はないや。
卒業式だから。











それからも甘木君は丁寧に一人ずつ声をかけて・・・




次は明花の番。
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