神様は不公平
「仲の良い友人、と僕は勝手に思っていたんですが、実は女性のタイプとしては苦手な人だったんです。幼い・・・というか悪い言い方をするとぶりっこな気がして。」
おいおい。甘木君。今日は親も来ているんだよ。そんなことを言っても良いのかい?
「それでも前島さんの事をとても可愛いなあ、と思っていたことは事実です。この先に彼女と僕の人生がクロスする事があるかどうかはわかりませんが、きっと高校生活を語る上で、彼女はいなくてはならない存在です。」
何も知らなかったら
友達に対する言葉
でも私が感じたのは
切ない愛の告白
恥ずかしくて
ずっと言えなかった。
本当に言いたかったのは
最後の一言
『彼女はいなくてはならない存在です。』
どうして
どうして私が
じれったいあんた達二人のために涙を流さないといけないのよ。