神様は不公平
夕日の綺麗な放課後の教室で
少年は教室に戻ってきた。
勉強のできる少年は
自分のわからないことは解決しないと気がすまない。
先生に質問に行った帰りでした。
そんな中、クラスメイトの少女が一人疲れたのか、部活にも行かずに眠っていました。
特別可愛い顔の少女ではありません。
でも少年は少女の事をとても可愛いと心の中で思っていました。
自分でも気づかぬうちに
少女の自慢の長い髪の毛は
顔にかかっていました。
邪魔そうだと感じた優しい少年は
彼女の髪を顔からはらってあげました。
少女は少年にも気づかずすやすやと熟睡中。
少年は自分でも思わぬ行動にでてしまいました。
それはもしかしたら
夕日が誘った出来心だったのかもしれません。
それは少女の唇に
少年が自分の唇を重ねた。
ただそれだけのこと