ACcess -操-
チュート村と呼ばれる、この露店群では戦闘のやり方やタウンの案内板など基本情報や質問受け付けから、このゲームを作ったテクノ社への問い合わせ、イベントでの参加賞や戦利品の受け渡し場所、掲示板など様々な役割も果たしていた。
細かく分けることにより、人の集中を避けるため…と二人で結論を出してみる。
あとは入り口付近ともあって、待ち合わせ場所としても使われているようだった。
メールボックスを片手に周りを見渡しているアバターが何人かいた。
グルリとチュート村を回った後、タウンの真ん中をまっすぐ通っているメインストリートに沿って歩く。
視界がグッと開けた。
さっきは一人称で見ていたので分からなかったが、さっきのドラゴン広場に出てきた。
「おぉ、ドラゴン!
フィールド視点でもこのドラゴンって大きいね。」
「これより、もっと大きいのあるみたいだぜ。」
「え!これよりおっきいのあるの!?」
近くにあるのかと、周りを見渡すがそのような物は視界に入ってこない。
まだこの先の奥とかかな?と思ったら、
「ここじゃないのっ!違うタウンにあるのっ!」
「ど、怒鳴らなくて…って、他にもタウンってあるんだ!」
そういえば、何万という人がプレイしているのにも関わらず、それに対してはこのタウンの規模は小さいのではないかと思う。
「まったく。よし、一からスカイ様がレクチャーだな。
先は長いよ?」
ふと、首をすくめて笑う姿はスカイなんだなーと思った。
この世界で生きている、スカイという少年。
彼の目からは今僕はどう映って居るんだろう。
フライだったらいいな。
でも、きっとまだ水野翔なんだろうな。
それでもいいか。
これから僕はフライとして、この世界を翔るんだ。
細かく分けることにより、人の集中を避けるため…と二人で結論を出してみる。
あとは入り口付近ともあって、待ち合わせ場所としても使われているようだった。
メールボックスを片手に周りを見渡しているアバターが何人かいた。
グルリとチュート村を回った後、タウンの真ん中をまっすぐ通っているメインストリートに沿って歩く。
視界がグッと開けた。
さっきは一人称で見ていたので分からなかったが、さっきのドラゴン広場に出てきた。
「おぉ、ドラゴン!
フィールド視点でもこのドラゴンって大きいね。」
「これより、もっと大きいのあるみたいだぜ。」
「え!これよりおっきいのあるの!?」
近くにあるのかと、周りを見渡すがそのような物は視界に入ってこない。
まだこの先の奥とかかな?と思ったら、
「ここじゃないのっ!違うタウンにあるのっ!」
「ど、怒鳴らなくて…って、他にもタウンってあるんだ!」
そういえば、何万という人がプレイしているのにも関わらず、それに対してはこのタウンの規模は小さいのではないかと思う。
「まったく。よし、一からスカイ様がレクチャーだな。
先は長いよ?」
ふと、首をすくめて笑う姿はスカイなんだなーと思った。
この世界で生きている、スカイという少年。
彼の目からは今僕はどう映って居るんだろう。
フライだったらいいな。
でも、きっとまだ水野翔なんだろうな。
それでもいいか。
これから僕はフライとして、この世界を翔るんだ。