大好きだから...

ちょっとふてくされた私は布団を頭までかぶった。

気付いたら眠っていた。
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「真波ちゃん??寝てるのにごめんね。大部屋に移るから起きられる??」


『ん...』

とりあえず上半身を起こすと先生は私の点滴を外した。


先生と歩いて、4人部屋に行った。

私はちょうどよく空いた窓際のベットになった。

「今からここがベットね。他の患者さんも居るから静かに。」


私の荷物を運んでくれてる先生が小声で言った。

『わかってます。私にだってそれくらいの常識あるから』


ベットに座る私。


「そうだよな。」


『うん。
ふぁぁ...眠いよー。先生が起こすから!!

なんか暑くなってきた』


先生は私が座っている高さまで腰を下ろして私の顔を覗いてきた。

先生は私の右肩に手をおいて私の首もとに触れる。
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