大好きだから...

----。
その後、私は一人で病院のベランダに行った。


『はぁ...』


訳もなくため息をつく。

「どうした?」

さっき診察してくれた看護婦さんの石川遥さんだった。


「なんかあった?」

『さっき...悪かったかなって...』

「何が?」


『さっき村田先生の診察を拒否った事。』

「そんな事??笑」

遥さんは笑っていた。
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