恋愛事情



「優詩……痛い」



優詩は力強く私の手を握る

「痛い…優詩痛い!!」


「あぁ悪い」


ようやく気が付いて手を離してくれた


「お前何やってる訳?」

「えっ………?」


「あんなチャラ男に連れて行かれそうになってさ、もう少し警戒心持てよ」


そんな事言われても
ジェットコースターに乗って気分悪くて

逃げようとしたけど
男の力にかなうはずもない

「そんな事言われても……」
「別にいいけど」


「優詩?」


優詩はその後私と一言も口を利かずに

皆を見つけ
皆の元へ向かった










.
< 126 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop