恋愛事情
「優詩……痛い」
優詩は力強く私の手を握る
「痛い…優詩痛い!!」
「あぁ悪い」
ようやく気が付いて手を離してくれた
「お前何やってる訳?」
「えっ………?」
「あんなチャラ男に連れて行かれそうになってさ、もう少し警戒心持てよ」
そんな事言われても
ジェットコースターに乗って気分悪くて
逃げようとしたけど
男の力にかなうはずもない
「そんな事言われても……」
「別にいいけど」
「優詩?」
優詩はその後私と一言も口を利かずに
皆を見つけ
皆の元へ向かった
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