恋愛事情

屋上には先客がいた為
階段を降りようとした


｢キャー---///
優詩よ！｣


先客は女子の５人組だった
そのうちの１人が俺に気付き声を上げる


ﾊｧ、めんどくせ


俺は営業スマイルを出し

｢屋上使ってもいいかな？｣

｢はい！全然OKです。
では、私達はこれで｣


５人組の女子は
そそくさと屋上を後にした



｢ｷｬｯ｣


矢倉の腕を引っ張り


ｶﾞｼｬﾝ


屋上のフェンスに押し付ける


｢第１ステップ｣


俺が声を発したせいか
矢倉のすぐ側に俺がいるせいか



ﾋﾞｸｯ


身体をビクつかせていた



｢お前はまず目を見て話をしろ｣



コイツは一度も目を合わせず会話をする



まずは目を見て話をする事が第１ステップだ










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