恋愛事情
「あっ……ゆさわ………君…」
矢倉から甘い声が漏れる
「はい。終了!
優詩、今の良かったぞ」
「ういーっス」
ガクンッ
矢倉は床に座り込んだ
「オイッ!平気か?」
「ヒャッ!!」
コイツ人恐怖症だったんだ……
そんな事も忘れるくらい
矢倉にキスするのに夢中だった
「悪い。やり過ぎた」
「へっ………平気……」
差し出した俺の手を掴んで矢倉は立ち上がる
グラッ
矢倉は高いピンヒールのパンプスだったせいで
ぐらついた
そしてそのまま
「キャッ」
「ウワッ」
ドサッ
俺の方に倒れ
結果
矢倉が俺を押し倒したようになっている
「痛って」
「ごごごごめんなさい!」
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