恋愛事情
「どうだった?今日の撮影」
千沙が矢倉に話かけた
ビクッ
矢倉はビクついて
俺の服の裾を掴み
「楽しかった……です」
「本当!!良かったぁ。
私千沙!千沙って呼んで」
「あっはい……」
「俺は要で良いよ」
「要………君」
千沙の自己紹介の後要が
話に入ってきた
「俺も優詩でいいから」
「優詩………君」
「“君”いらない」
「優……詩」
未だに掴んでいる俺の裾に矢倉が力を入れるのがわかった
「芽依です……よろしくお願いします」
その日から俺達4人は学校でも仕事でも一緒にいる事が多くなった
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