恋愛事情
「ごめん……なさい。
全然分からない………」
ガラッ
病室に入って来たのは舜だった
「優詩、来い」
俺は舜と一緒に廊下に出た
「芽依、何で俺だけわかってないんだよ」
「あの子が血を流す時優詩の事を考えたんじゃないかと思う」
「ハァ?」
俺の事思って記憶無くすって何だよ
「人は強く願っているからこそ、
強い衝撃を受けた時
願った思いだけすっぽりと抜けてしまう」
つまり
芽依は頭から血を流す時
俺の事を考えていた
そして
記憶が抜けた
.