恋愛事情



それから
要君の順番に回り

千沙ちゃんの言う通り
要君は器用に障害物を突破して

ぶっちぎりで一位だった




「それでは只今よりお昼休憩に致します。」


「やっと午前が終わった」

「芽依何にもしてねぇじゃん」


優詩が私に突っ込む


「頑張ったよ。
ミッションゲーム!!」

「結局俺がお前運んでゴールした」

「それは……」


優詩めぇ……
言い返しが出来ないように痛いところについてきた


「かな君と優詩はあと何に出るの?」

千沙ちゃんがお昼ご飯のサンドイッチを食べながら聞いた


「俺はラストのリレーだけ」
要君が答える


「俺は騎馬戦とリレー」

「コイツ騎馬戦の大将だって!」


要君が何故か得意げに話す








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