紅龍 ―1―
その後、私と隼人はあの事件と1年間について話した。
事件の真相については、こうだった。
架可は隼人に恨みがあったらしい。
それで隼人を倒そうとしたが強さがたりない。
そこで隼人の弱味の私を囮に隼人を殺す意気でいたらしい。
殺人は犯罪。
だから他の仲間は居なかった。
仲間は逃げたみたいだ。
そして私の微妙な
記憶については、
架可は私を殺すと隼人を脅し、隼人自身を殺そうとしていた。
それで焦った隼人は少しの隙を見つけ架可に殴りかかった。
見事に隼人に殴られた架可はまたまた見事に興奮。
訳も分からず私にナイフを向けたらしい。
そして私に叫びながら走って行く架可。
それにいち早く気付いた隼人は私を庇うために腹を刺された。
私の前に倒れた隼人。
血がドクドクと出てくる。
それに焦ったのは私だけではなく架可もそうだった。
そこで架可は逃走。
逃げていったらしい。
私はただ泣きながら救急車を呼んで、安心したのか気絶したらしい。
なぜあんな状況で救急車を呼べたか自分でも分からないが…
私は凄いんだな、きっと!!