紅龍 ―1―


「なに?お前は馬鹿なわけ?」



隼人の怒鳴り声が起きたばっかの私の頭に響く。




「第一俺はお前に何て言った?」




本当は寝起きで機嫌は悪いが相手は隼人。



「7時来るのに7時起きてどうする!!!!!」




おとなしく「ごめんなさい」を言うしかない。



「本当に蘭?お前は―…」



謝罪の後も続く隼人様の説教をはいはいと聞きながしながら学校の支度をする。


「蘭、聞いていないだろ!?―…」




それを終えると隼人に




「隼人ォ―…行こ?」





下から覗きながら可愛らしく言う。


「―――……。」



「隼人?学校ォ―…。」




「…―あぁ、分かった。」





「♪」



隼人は昔からこれに弱いんだ。








―ブォォォン





学校には隼人のバイクに乗って向かった。




初めは抵抗があったが、隼人の後ろだから大丈夫と言う事でバイクは一様だが克服出来ていたらしい。





学校につくとバイクを駐車場?みたいな場所に置いて私―…俺は隼人を理事長室に隼人を案内した。





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