紅龍 ―1―



朝から寝坊。




学校につくと涼さんと口喧嘩。




しかも一方的な。





何もわかっていない涼さんをどんどん責める馬鹿。




まずは涼さんの挨拶に理事長の机をバンッと叩き、体を乗り出す。



もちろん、机に置いてあったコーヒーは零れる。


こぼれたコーヒーは真っ白い書類を茶色に近い色に変える。



涼さんは涙目。



それを見た俺が落ち着けと言うと、馬鹿は俺を睨み付けまた話しだす。



そしてその自分の会話に矛盾を見つた馬鹿はそれを俺のせいにせる。


"後でもう一度話をしよう"発言。



次にはソファーにドカッと座り




"ふざけてる"発言。







最後は理事長の扉をバンッと叩き開け立ち去る。





俺と涼さんの



「「何あの馬鹿。」」





言葉がハモったのは言うまでもない。





マジ何あの馬鹿。




嫌な空気を残して馬鹿は消えてった。










そんな嫌な空気を破った俺の涼さんとの会話は勇気が凄く必要だった。



馬路で緊張した。




そんな俺と涼さんの会話…


聞きたい?





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