紅龍 ―1―


自分を自分で誉めまくった私が母さんと京花に気づいたのは母さんの



「じゃあ皆、私達の家に来なさい♪」




と言う声だった。




皆って誰だよ?



なんて振り返った私の目線には…




母さんと京花…




と、その二人と楽しく話すリュウ達がいた。





「何で居んだよ…しかも家って…。はっ?」




私の小さな呟きに母さんが気付く事はなく、気絶寸前の私は「あら、珍しく疲れてるのね」なんて言われながら無理やり家へと連れてかれた。







< 147 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop