紅龍 ―1―
「それなら、リュウ君達が付けてきたんだって。」
付けて来た?
私を―…?
それって―…
「ストーカーか!?」
ストーカーじゃねぇか!!!
「いや、その蘭ちゃん?」
焦る京花を置いて私は自分の世界に突入した。
まさかと思ったがリュウ達がストーカーになってしまったとは…
…初めから変人と思っていたがストーカーまでするとは…
「あいつらもう駄目だな―…」
真面目に心配するよ…
「……………蘭ちゃん?」
真面目に心配していた私に京花の笑いをこらえる声が聞こえた。
なにがあったんだ京花…と思いながら京花が何故か指差すほうに顔だけ向けると…
「あっ、皆。」
リュウと隼人をふくんだ皆さんがいた。
眉間にシワを寄せた皆さんが…ね?