紅龍 ―1―

姉貴

愁真side


















姉貴―…ありがとう。







俺のために…








でも、俺は姉貴が居ればそれで良かったんだよ。









……………これからは俺、姉貴の分まで頑張るから―…。









それとラン―…










ありがとう。










俺の女嫌い、ランには治ったかも―…。







本当にありがとう―…。














姉貴に似た暖かいランの膝で泣き疲れた俺は目を閉じた―…






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