紅龍 ―1―



あれから俺たちクラス、ホスト風喫茶店はずっとあんな感じで俺にもリュウにも休みはなかった。



途中、ユウやシュウマが教室の近くまできたが諦めてしまったらしい。




それほど大反響だった。




そしてその分俺は疲れた。




「お疲れさまでした!!!」




んで、今は文化祭も終わって屋上で青虎の皆と打ち上げ見たいのしてる。



まぁ、俺はフェンスにもたれかかって目をつぶってる。



それはリュウも同じで、打ち上げで盛り上がってんのは元気を持て余したユウやシュウマ達。




確かユウのクラスはお化け屋敷。シュウマのクラスは何かの展示。アキトとササキは…知らねぇ。





でも何か皆客来なかったって言ってた。





しかもその客が来なかったのを俺とリュウのせいにしやがる。



本当に奴らは質が悪い。








「………―ん。」






ユウやシュウマ達に怒りを覚えながらも眠気には勝てず、俺は重い瞼を閉じた。



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