紅龍 ―1―
好きな女が膝の上。
蘭はすでに規則正しい寝息をたて眠っています。
「馬路で俺を殺すきだわこいつ。」
リュウは1人呟きながら蘭に自分の着ていたスーツの上着を蘭にすっと被せてあげました。
綺麗な空の下。
この屋上だけ魔法がかかったかのようにまるで時間が止まっているかのようでした。
「俺の気持ちも考えろよ。」
そう呟いた王子(リュウ)はそっと姫(蘭)に口付けをしました。
『ん――…。』
「!!!!」
『お、なか一杯ィだ…よ。』
それに姫が気付く事はありませんでした。
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少し変わった物語。
終?