紅龍 ―1―


「―…。」


紅花との結果は歯も立たなかった。



流石"紅龍"総長か―…。




ひとつひとつに無駄が全くない。


蹴りをかわしたと思ったらすぐ殴りを入れられる。




悔しかった。



所詮"紅花"は女。




女なんかに負けないと思ってた。




でも、結果はこのざま。



"紅花"には傷一つない。





俺は完璧に負けていた。





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