紅龍 ―1―


『おかえりなさい。』




『守れなくてすみませんでした。』






『寂しかったです。』











『あっ、隼人さんも居たんですか―。』











色々な声が聞こえた。












皆、私に駆け寄って私は潰されそうになってしまったけど。










でもやっぱりそれも暖かいと感じた。













その後、別にいいと言ったのだけど皆に押されて歓迎会?みたいなのをワイワイとやった。










そこでは、今までの紅龍の話しとか。結真の総長としてかいた赤っ恥とか。誰かに女が出来たとか。本当に色々と話した。









だから私も全てを話した。事件の事。青虎に入った事。最近の事。






皆はそれを静かに何も言わずに聞いてくれていた。





隼人はと言うと変な笑みを見せて横の奴と何かを話していた。








その横の奴がチラチラと私を見ていたからどうせ焼き肉事件の事だろう。







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