紅龍 ―1―
どうやら私の存在が他の族にばれたらしい。
いや、それならまだましなのだが………組にもばれたと言う。
族ならば力で潰せる。
しかし組となると厄介だ。
何故私が組にばれたら厄介かってのは………
まぁ、私の親父は元そっちの世界の人だからね。
色々とあってさ………
私本当は死んだはず…ってそれは親父が俺に嘘で本当は私は姿を消していた身だ。
絶好の餌がまた姿を表した。
組からすれば私はいい餌。
本当、親父。娘を巻き込むなよ―…