紅龍 ―1―







そして私は今回の事件で隼人同様、死んだ事になった。



もちろん、紅龍も辞めさせられた。




それから1年間。



色々な噂が流れた。



紅龍では急にトップが二人も居なくなった事でどんどんと崩れていったらしいが親父が何かをしたらしく、今も全国のトップを走っているらしい。



私、紅龍のみんなに恨まれてるかな?



でも、しょうがないか…全部私のせいなんだから。


私が捕まったのが悪い。隼人を巻き込んだのも私だ。




…―あの頃の、"紅龍総長"の頃の私はもう居ない。  




みんなから"紅花"と言われた私は死んだ。




今の私は黒瀬蘭という普通の人。





でも、1年たった今―…




もしかしたら、紅龍のみんが―…





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