仮面舞踏会【短編二編】
『ねえ!絵梨香・・・
あなた真剣に結城さんのことを好きなの?』
『当然でしょ!私たちは結婚の話までしているのよ』
『そう・・・・・でもね、世の中には
もっと絵梨香のこと大切にしてくれる人がいるかもしれないよ』
『だって彼は人間味があるって京香も言っていたじゃない!』
『そうだけど・・・』
『だって彼のこと・・・京香だって好きだったじゃない!
すごく人間味があるって言ってたよね』
突然 絵梨香の携帯メールの着信音が鳴り響いた。
絵梨香はポケットから携帯電話を取り出した。
『もう・・・帰る』
絵梨香はさっさと出ていってしまった。
ふと玄関を見ると、白い紙が落ちている。
『何かしら?』
小さなメモだった。
『絵梨香が落としていったのかしら?』
*~*~*~*~*~*
貴方の悩みを解決します
碧の占い館
場所:街はずれ4丁目
営業時間 24時間
*~*~*~*~*~*
さっき結城 駿から言われたことを、回想してみた。
今夜、駿と偶然会ったというのは嘘で
実は彼に呼び出されて困惑した気持ちで、出かけて行ったのだ
あなた真剣に結城さんのことを好きなの?』
『当然でしょ!私たちは結婚の話までしているのよ』
『そう・・・・・でもね、世の中には
もっと絵梨香のこと大切にしてくれる人がいるかもしれないよ』
『だって彼は人間味があるって京香も言っていたじゃない!』
『そうだけど・・・』
『だって彼のこと・・・京香だって好きだったじゃない!
すごく人間味があるって言ってたよね』
突然 絵梨香の携帯メールの着信音が鳴り響いた。
絵梨香はポケットから携帯電話を取り出した。
『もう・・・帰る』
絵梨香はさっさと出ていってしまった。
ふと玄関を見ると、白い紙が落ちている。
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『絵梨香が落としていったのかしら?』
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さっき結城 駿から言われたことを、回想してみた。
今夜、駿と偶然会ったというのは嘘で
実は彼に呼び出されて困惑した気持ちで、出かけて行ったのだ