【ND第1回】はじまりは君の隣で
期間限定彼氏☆
年下のくせに
小鳥たちの合唱。
ピンク一色に染まった木々。
ヒラヒラと舞ってくる桜を見ながら、春がやって来たんだと感じる。
まだ肌寒さが残るものの、日が当たる窓際の席はポカポカ暖かかくて寝るには丁度いい。
机に突っ伏し、あたしが眠りにつこうとしていたとき。
バコン…!!
「いったぁ〜…?」
な、なにが起きたんですかね?
自分の状況が分からず、あたしは間抜けな声を出した。