【ND第1回】はじまりは君の隣で
ベットから出たものの、思うように身体を動かせない。
身体が痛くて、頭が痛くて、ボーッとする。
まだ、熱は下がってないのかなー
ピンポーン!
「誰…」
こんなときに、限って。
こんな状態で出れるわけない。
そう思い、冷蔵庫に向かっていると龍之介の声がした。
「菜々子ー大丈夫か?入るぞ」
え?龍之介……
来てくれたんだって、少し嬉しくなる自分とどんな顔をして会えばいい?と困る自分がいて自分でもどうしたらいいのかわからない。
「今、開ける…」