【ND第1回】はじまりは君の隣で








ビックリしたように、振り返る龍之介。





あたしだって、ビックリしてる。





でも、もう今しかない気がするんだ。









「あたし…龍之介が好き。」




「え?」





「大好きなのーっ!!!」




これでもかってくらい、叫んでやった。




驚いた顔をした龍之介は、いつもみたいに意地悪な笑みを顔に浮かべると





「バーカ。」





って言って、抱き締められた。







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