プロローグ
今まで、誰も信じてこなかった。

そういう生き方を知らなかったから。

ただ言えることは、あたしの名前は死んだお母さんが考えに考えてつけてくれた名前で、あたしの自慢だってこと。

でも、誰もいい名前なんて言わない。

あたしは、嫌われ者だから。

高木 海(タカギウミ)。
中学3年生の、夏。
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