ようは一人ぼっちってこと。
そんな中、あたしのことが気に入らないお嬢様達は嫌がらせを始めたんだ、と思う。

「あ、そうだわ。ねえ、高木さん」

学校一のお金持ちと美貌を持った城浜まりあさんがあたしに笑みを見せて言った。

「なあに?まりあさん、もしかしてお誘いなさるんですか?」
「やだぁ、まりあさん。お優しいにも程がありますわ」

飛び交うあたしへの嫌味とまりあさんのご機嫌取りを交えた会話。
まりあさんはその会話に満足しながら、あたしを上から見おろす。

「そうねぇ、お誘いというか……。まあいいわ。今度の日曜日にあるダンスパーティ、誰かお相手いらっしゃるかしら?」
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

夢で見た君との空
唯李那/著

総文字数/13,789

恋愛(その他)55ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop