制服天使。

「名前…似てるね。
 びっくりしちゃった。」



恐る恐る
彼女の背中に向かって
話しかけてみた。


振り返った彼女の手には
携帯電話。


邪魔しちゃったかな…
と思ったのだが
違ったみたい。



「アタシはクラス発表のとき
 気づいて知ってたよ。
 でも本当に似てる
 …ってゆうか
 一文字違いだからね。」


そう言って
彼女は優しく笑った。

< 17 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop