制服天使。

「あ、ごめんなさい。」


私はそう言うと
すぐに鞄を抱え
立ち上がった。



クラス発表のとき
自分の出席番号を
ちゃんと見たわけではなかった。


でも私は
女子の一番である可能性が
ものすごく高い。


そう思ってたんだけど…



一つ後ろの席にずれ
私はまっすぐに
綺麗なストレートロングの
黒髪を眺めていた。



なんて名前なんだろう。


そんな疑問が
頭の中をぐるぐる回った。

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