戦国に埋もれし儚き恋


私の腕を引くのを感じた瞬間に




――――温かい、と感じた。








「何をっ?!?!」
姫様をズタズタにした男の声が急に靄(モヤ)がかかったように耳をすり抜ける。



腕には重み…

私の縄は何故か解け、膝をついているのです。





私を捕らえられいた男は






















血に染まる刃を持っていた。


















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