戦国に埋もれし儚き恋
『巧哉様の心を縛ってしまったのですね』
「はい。惹き付けて離しません」
そう、
例えるならそれは……
何とも散り際
人の目を釘付けにして離さない
「姫様は桜吹雪のようでございます」
――――儚いものは美しい
『えぇ…』
李由姫様と巧哉様の恋は
とても儚い…
だからこそ美しい
そんな恋
人様から見れば…
哀しい恋なのかも知れません。
きっと…
百年も経てば誰も知るこのない
そんな恋