ACcess -弥猛-
私はメールボックスを見せた。
「…何これ?」
「さぁ。」
肩を竦める。
「このドメイン知ってる?」
@(アットマーク)以下を指す。
「いえ。知らないの。多分ご丁寧に海外アドレスを経由してるみたいね。」
「…ふぅん。なんとなく…分かる気がする。だよね…こんなのどこから来たか分かったらびっくりだね。」
それを見て私は微笑む。
お利口さん、と言いたいけどまた膨れてしまうから止めた。
彼女はちょっと考えて
「アリスが知らないなら…特に気にしなくていいんじゃない?」
と言ってくれた。
「そ、かな?」
首を傾げると微笑んでくれた。
でも…。
気になる。まさか…?
キアロは私の肩を叩いてまた微笑む。
「行こ?今考えるのは時間の無駄だよ。今日は火山地帯ってメールしたでしょ?」
そしてメールボックスの自分のメールを指差した。
「ごめん。じゃあ行こっか。」
重い腰を上げ、私達は部屋を出た。
外は晴天だった。
眩しい光。
グラフィックなのに…おかしいな。
今のリアルの天気がどうかは知らない。
もう何日もカーテンを開けたり、空気の入れ換えすらしていない。
それだけこの世界は私の生きる世界だった。
「…何これ?」
「さぁ。」
肩を竦める。
「このドメイン知ってる?」
@(アットマーク)以下を指す。
「いえ。知らないの。多分ご丁寧に海外アドレスを経由してるみたいね。」
「…ふぅん。なんとなく…分かる気がする。だよね…こんなのどこから来たか分かったらびっくりだね。」
それを見て私は微笑む。
お利口さん、と言いたいけどまた膨れてしまうから止めた。
彼女はちょっと考えて
「アリスが知らないなら…特に気にしなくていいんじゃない?」
と言ってくれた。
「そ、かな?」
首を傾げると微笑んでくれた。
でも…。
気になる。まさか…?
キアロは私の肩を叩いてまた微笑む。
「行こ?今考えるのは時間の無駄だよ。今日は火山地帯ってメールしたでしょ?」
そしてメールボックスの自分のメールを指差した。
「ごめん。じゃあ行こっか。」
重い腰を上げ、私達は部屋を出た。
外は晴天だった。
眩しい光。
グラフィックなのに…おかしいな。
今のリアルの天気がどうかは知らない。
もう何日もカーテンを開けたり、空気の入れ換えすらしていない。
それだけこの世界は私の生きる世界だった。