ACcess -弥猛-
フンっと鼻を鳴らして違う話題を提供する。
「…そういえばさ、BBS見た?」
そう言って、クロファン公式の掲示板を目の前に出す。
「んー…大体チェックはしてるけど…何?」
「じゃあ…この記事は?」
過去レスに埋もれそうな所のスレを指さす。
「…幽霊イベントについて、教えてください?」
そう呟いて、アリスは陶器の人形のような綺麗な顔を少し歪ませ、私を見た。
してやったり…そんな顔でアタシは無言でアリスに答え、また鼻で笑った。
幾分か納得いかないアリスは、そのイベントとやらを検証してやると言い出した。
そして私の話もろくに聞かず、突っ走って行った。
幽霊イベントなんて、聞いた事がないからとにかく不思議だった。
「…ここね。」
アタシは全く納得いかない。
「…。」
「ほら、行くわよキアロ!」
恨めしげな視線を感じたのか、アリスはアタシの背中を押しながらダンジョンに向かわせた。
「フフ。貴方の方が幽霊みたいよ。」
何が楽しいんだか…。
アタシが先に見つけたのに…。
そう思ったが、テンションが上がっているアリスを見るとこっちまでワクワクしてしまう。
なんでだろう。
取りあえず背中を押されながら、渋々ダンジョンの中にアタシ達は入って行った。
「…そういえばさ、BBS見た?」
そう言って、クロファン公式の掲示板を目の前に出す。
「んー…大体チェックはしてるけど…何?」
「じゃあ…この記事は?」
過去レスに埋もれそうな所のスレを指さす。
「…幽霊イベントについて、教えてください?」
そう呟いて、アリスは陶器の人形のような綺麗な顔を少し歪ませ、私を見た。
してやったり…そんな顔でアタシは無言でアリスに答え、また鼻で笑った。
幾分か納得いかないアリスは、そのイベントとやらを検証してやると言い出した。
そして私の話もろくに聞かず、突っ走って行った。
幽霊イベントなんて、聞いた事がないからとにかく不思議だった。
「…ここね。」
アタシは全く納得いかない。
「…。」
「ほら、行くわよキアロ!」
恨めしげな視線を感じたのか、アリスはアタシの背中を押しながらダンジョンに向かわせた。
「フフ。貴方の方が幽霊みたいよ。」
何が楽しいんだか…。
アタシが先に見つけたのに…。
そう思ったが、テンションが上がっているアリスを見るとこっちまでワクワクしてしまう。
なんでだろう。
取りあえず背中を押されながら、渋々ダンジョンの中にアタシ達は入って行った。