ACcess -弥猛-
案の定、人だかりは少しずつ減っていった。
「どう?これで辿り着けるかしら?」
「す…すごい。
あ、ありがとうございますっ!」
「気をつけてねーっ。」
彼はペコペコとお辞儀をすると、走って仲間の元へ消えていってしまった。
何人かの他のプレイヤーが、術を使った私達に気付いたようなので、足早にその場を離れた。
「それにしても…こんな時にこのアイテム使うとは思わなかった。」
そう言って彼女は笑った。
「そうね…私も。隠しといて良かった。
意外と便利だったわね。」
私もつられて笑ってしまった。
気分は迷子の小さい子を母親の所まで連れて行ったような、少し清々しい気持ちだった。
「ちゃんと…友達とやらに会えたかな?」
キアロは気になるのか、後を何回か振り返った。
「そこまで子供じゃないでしょ?」
そう言ったが、私も振り返る。
「きっと…ちゃんと出会えてるわ。
その素敵なお友達とやらに、ね。」
「どう?これで辿り着けるかしら?」
「す…すごい。
あ、ありがとうございますっ!」
「気をつけてねーっ。」
彼はペコペコとお辞儀をすると、走って仲間の元へ消えていってしまった。
何人かの他のプレイヤーが、術を使った私達に気付いたようなので、足早にその場を離れた。
「それにしても…こんな時にこのアイテム使うとは思わなかった。」
そう言って彼女は笑った。
「そうね…私も。隠しといて良かった。
意外と便利だったわね。」
私もつられて笑ってしまった。
気分は迷子の小さい子を母親の所まで連れて行ったような、少し清々しい気持ちだった。
「ちゃんと…友達とやらに会えたかな?」
キアロは気になるのか、後を何回か振り返った。
「そこまで子供じゃないでしょ?」
そう言ったが、私も振り返る。
「きっと…ちゃんと出会えてるわ。
その素敵なお友達とやらに、ね。」