過ち-いじめ-



泣きながら彼女は言った



「ま、真理子はあたしらの仲間だよね?」


池田さんは少し
焦った様子でそう言った


───間違えないで


佳代ちゃんの言葉を
思い出して静かに横に首をふる




「…っ…ドイツもコイツも…!!!」


池田さんはそう言って
他の子達を連れて教室から
出て行った




「…何で…?」


久美子は涙を流しながら言った



< 253 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop