過ち-いじめ-
友達なんて…できるのかな??
私は幼稚園のときから
ずっと佳代ちゃんと一緒だった。
佳代ちゃんが
全てだったんだ。
「ねぇっ。ドコ中?」
ちょっと高めの声に驚きながら後ろを向く。
「ひゃあっ」
「あははっごめんね-??うち江崎久美子って言うんだ☆」
江崎…久美子ちゃんかあ…
久美子ちゃんは、茶色と金髪の混ざったショートの髪がよく似合ってる女の子だった。
第一印象はすごく明るそうで派手な女の子。
「ねえ-っそっちは??」
久美子ちゃんが聞き返す。
「あ。私は有岡!有岡真理子。」